林逸の右脇腹の痛みは、焼けた釘のようで、息をするたびにそれがさらに深く打ち込まれる。彼は最初の黒い石段を踏み出し、礪骨台の寒気がたちまち足の裏から這い上がってきて、骨の隙間まで痺れるほどに凍えた。見上げると、台は雲霧の中に高く懸かり、その縁は山風に削られて刃物のように鋭い。
「丁末組、お前一人か?」
入り口を守る監察弟子が彼を一瞥し、視線は血に染まった彼の衣襟で半秒止まった。その目には何の感情もない、まるで石を見るような眼差しだった。
林逸は答えず、ただ頷いただけだ。二段目の段を踏み上げると、脇腹の傷が突然引きつり、冷や汗が一瞬で肌着を濡らした。奥歯を噛みしめ、喉まで込み上げてきた血の気を押し戻す。止まってはいけない。立ち止まれば、あの目つきがハイエナのように取り囲んでくる。
ようやく台が足の下にあった。黒い石の表面には細かい鑿の跡がびっしりと刻まれ、紙やすりのように粗い。数十の視線が一斉に射す——好奇の、嘲笑の、災いを喜ぶような。林逸は彼らの体から漂う汗の匂い、丹薬の苦い香り、そして霊力の波動がもたらす微かな圧迫感を嗅ぎ分けられる。彼の胃は縄のように捩れ上がった。
「抽選で相手を決め、一戦で去留を定める」監察弟子が台中央の石箱の前に歩み寄り、声は告示を読むかのように平板だ。「始め」
群衆が動き始めた。林逸はその場に動かず立ち、指先が無意識に腿の外側を軽く叩いている。一つ、二つ、三つ。そのリズムが心拍を押さえ込む。
彼は蕭寒を見た。
あの男は台下の最も深い影の中に立ち、身にまとった月白の長衣には塵一つない。左手の親指に嵌めた玉の扳指がゆっくりと回転している。彼が目を上げ、林逸の視線と合わさると、口元がちょうどよい弧を描いた。そして唇が微かに動く。
声は細い針のように、正確に林逸の耳に突き刺さった。「存分に楽しめよ。これがお前が最後に日の下に立つ機会かもしれんからな」
林逸の呼吸が一拍止まった。
丹田の奥深く、ここまで沈黙を保っていたあの符紋が突然、悸動し始めた。これまでの鈍痛ではなく、一種の灼熱した、飢えに近い躁動だ。まるで血の匂いを嗅ぎつけた野獣のようだ。彼は拳を握りしめ、爪が掌に食い込み、痛みでその悸動を押し殺した。
乱れてはいけない。乱れれば死だ。
「丁末組、林逸」監察弟子が彼の名を読み上げた。
林逸が前に進み出る。石箱は口を開け、中には数十枚の温潤な玉牌が積まれている。手を差し入れ、指先が触れた玉石は氷のように冷たく刺す。適当に一枚を掴み、引き抜いた。
玉牌には二文字が刻まれている:甲三。
その下に小さな文字がある:石勇。
「甲三、石勇」監察弟子が高声に宣告した。
群衆の中から低いざわめきが起こる。林逸が顔を上げると、鉄塔のような大男が人混みから押し分けて出てくるのが見えた。その男は一歩踏み出すごとに、擂台が微かに震動する。彼は口を大きく開けて笑い、白く光る歯を見せ、首を左右に捻ると関節がバキバキと音を立てた。
土黄色の霊力が彼の体から立ち込め、厚く重く、まるで泥地から這い出たばかりのようだ。その霊力の波動——煉気五層、少なくとも。
林逸は玉牌を握りしめ、指の関節が白くなる。玉牌の冷たさが骨にまで染み込む。
「丁末組の?」石勇が擂台の向こう側に歩み寄り、声は紙やすりで鉄を磨くかのように荒くかすれている。「運が悪いな」
台下から誰かが囃し立てた。「石師兄、手加減してやれよ!殺しちまったら縁起悪いぜ!」
哄笑が炸裂した。
林逸は玉牌を監察弟子の手に持つ盆に戻した。彼は身を翻し、石勇に向き合う。右脇腹の痛みは今、裂けそうなほど鋭い。深く息を吸い込むと、山風が肺に流れ込み、震えるほど冷たい。
「ご指南を」彼は言った。声は想像していたより落ち着いている。
石勇の開いた口がさらに大きくなった。手首を動かし、土黄色の霊力が拳に凝集し、粗い光の膜を形成する。その霊力は濃厚な土の匂いを帯び、人を窒息させるほどに圧し迫る。
蕭寒はまだ台下の影に立っている。林逸が脇目でそちらを掃うと、あの男が腕を組み、口元のあの弧は微動だにしない。玉の扳指の回転速度は、心臓を締め付けるほどに遅い。
監察弟子が擂台の縁まで下がる。
「対決開始」彼は宣告した。声には一片の波瀾もない。「生死を問わず、台下に落ちるか降参すれば終了」
石勇が低く唸りを上げ、全身の土黄色の霊力が急に沸騰する。彼は怒り狂った野牛のように、足を踏ん張り、体ごと砲弾のように突進してきた。拳が届く前に、その風圧が林逸の息を詰まらせる。
影がどんどん長く伸び、擂台の半分を覆った。
石勇の突進が一股の腥い風を巻き起こす。
林逸が体をかわす。肋骨の激痛が彼の動きを半拍遅らせる。拳が肩をかすめ、布が裂ける音が耳障りだ。土黄色の霊力が皮膚を掠め、ヒリヒリと痛む。
彼はよろめきながら二歩踏みとどまり、息が乱れた。
「避けるのは速いな」石勇が振り返り、相変わらず大きく開いた笑みを浮かべている。「もう一度だ」
二発目の拳はさらに速い。
林逸は今度は避けなかった。左腕を上げて受け止める。骨が霊力に包まれた拳にぶつかり、鈍い音を立てた。彼は全身を揺さぶられ、後ろへ半歩滑った。靴底が粗い黒石の上で軋み、耳障りな音を立てる。左腕が痺れ、肋骨の痛みは針でかき回されるようだった。
台下から口笛が響く。
「石師兄!遊ぶのはやめてくれ!」誰かが叫んだ。
石勇は気に留めない。足を踏み出して前進し、三発目の拳を林逸の顔面に向けて放つ。この一撃はさらに重く、土黄色の霊力が拳の先で粗い円錐状に凝縮している。
林逸は後ろへ反り返り、拳が鼻先をかすめた。土の生臭い匂いが、汗の臭いと混ざって漂ってくる。さらに一歩後退し、もう擂台の縁に近づいていた。
背後から山風が吹き上げ、背中が冷たくなる。
石勇は息をつかせる暇を与えない。四発目、五発目、一拳ごとに手加減なく、すべて急所――こめかみ、喉、心臓を狙う。林逸は逃げるしかなく、左に右に身をかわす。避けるたびに肋骨の傷が引きつり、受け止めるたびに腕の痺れが増す。
霊力は急速に消耗していく。
丹田のあの灼熱感がますます鮮明になる。契約の符文が騒ぎ立てる、血の匂いを嗅ぎつけた野獣のように。何かを引き出し始めている――霊力ではなく、もっと深層のものだ。生命力?精力?林逸にはわからない、ただ虚脱した眩暈が込み上げてくるのを感じる。
歯を食いしばり、その眩暈を押し殺す。
石勇の拳がまた迫る。
今度は林逸は完全には避けられなかった。重い一撃が左肩をかすめ、骨が耐えきれないうめきをあげる。彼はよろめきながら後退し、片足が宙に浮く――
台下から驚きの声が爆発する。
林逸は猛然と体をひねり、左手で擂台の縁の盛り上がった黒石を必死に掴む。指先が石の隙間へ食い込み、爪が割れる。彼は擂台の外にぶら下がり、足下には渦巻く雲霧と底知れぬ深淵が広がっている。山風が唸りを上げて吹き上がり、彼の衣袍をはためかせる。
右脇腹の痛みは今、眼前が真っ暗になるほど鋭い。
力を込め、自分を台上へ引き上げる。動作は水から上がった魚のようにぎこちない。膝が冷たい石面にぶつかり、彼は半跪きの姿勢で、荒い息を吐く。口と鼻から血の味が込み上げ、飲み込むと喉が焼けるように痛む。
石勇は追いかけてこない。
あの大男は数歩離れたところに立ち、腕を組み、猫がネズミをもてあそぶような笑みを浮かべている。土黄色の霊力が彼の全身をゆっくりと流れ、厚みを増してほとんど実体を成さんばかりだ。
「役立たずめ。」石勇が言う、声はしわがれている。「自分で飛び降りろ、苦しみが少なくて済む。」
台下は一瞬静まり返り、すぐにより大きな嘲笑と催促が爆発する。
「跳べよ!」
「石師兄の時間を無駄にするな!」
「丁末組の役立たずが砺骨台に立つ資格なんてあるか?」
声が騒がしく、山風の唸りと混ざり合って耳に流れ込む。林逸は跪いたまま、視界が少しぼやけている。台下の歪んだ顔が見える、影の中に腕を組んだ蕭寒の姿も見える――あの男の口元の曲がり具合がより明らかで、玉の指輪がゆっくりと回る様子は数を数えているようだ。
彼は石勇の目も見える。
その目には試練者にあるべき勝負への欲求も、怒りも、軽蔑さえもない。ただ冷たい、任務をこなすような集中力だけがある。まるで鉱山の坑道で「障害物」を片付けるよう命じられた監視人たちのように、人を見る目は動かす必要のある石を見るようだ。
殺意。
露骨な、何の隠しもない殺意。
林逸は膝に手をつき、ゆっくりと立ち上がる。右腕は体の横に垂れ、もうほとんど感覚がない。左腕は震え、指先からまだ血が滲む。血の混じった唾を吐き出し、石勇を睨みつける。
「誰がお前を呼び寄せた?」彼は尋ねる、声はかすれている。
石勇は一瞬たじろぎ、すぐに口を大きく開けた。「何を戯言を。」
「蕭寒が何をくれた?」林逸は続ける、話す速さは遅く、一言一言が歯の間から絞り出されるようだ。「霊石?霊薬?それとも外門執事の地位か?」
台下は一瞬にして静かになる。
すべての視線が一斉に影の中の蕭寒へ向けられる。あの男の顔の笑みが一瞬固まり、すぐに元通りになる。彼は微かに首を振る、動作は優雅でまるで袖の埃を払うようだ。
「林逸師弟。」蕭寒が口を開く、声は澄み渡り、山風を貫く。「負けたなら負けたで、なぜでたらめを言う必要がある?」
石勇の表情が曇る。
「死にたがりか。」彼は低くうなり、全身の土黄色の霊力が突然沸き立つ。今度は突進せず、足を踏み出して前進し、右拳を後ろへ引き、力を蓄える。霊力が拳の先で狂ったように凝縮し、厚みを増してほとんど滴り落ちそうだ。擂台の地面が微かに震動し、小石がさらさらと転がる。
この一拳は、命を奪う。
林逸はその圧迫感を感じ取れる――まるで山全体が押し寄せるようだ。逃げ場はない、背後は深淵、前は行き止まり。肋骨の痛みでほとんどまっすぐ立てず、左腕は震えて拳を握りしめられない。霊力は底をつき、丹田は空っぽ、ただあの灼熱がますます鮮明に、ますます狂おしくなるだけだ。
契約の符文が唸る。
何かを渇望している――解放を、そして吞噬を。林逸はそれが自分に残された生命力を吸い取っているのを感じ取れる。その虚弱感は潮のように押し寄せ、四肢百骸を飲み込む。視界の端から暗くなり始め、耳の中でブンブンと音が鳴る。
石勇の拳が動いた。
風を切り裂く音とともに、土黄色の霊力が凝縮した重厚な尖錐を伴い、真っ直ぐ彼の胸へと迫る。速くはないが、その力は彼の全身を粉砕し、擂台から叩き落とし、深淵へと叩き込むには十分だ。
時間がゆっくりと流れる。
林逸は拳が一寸ずつ近づくのを見ることができた。石勇の顔に浮かぶ、任務を果たすかのような冷酷さを見ることができた。台下の大きく開いた口と、見開かれた目を見ることができた。蕭寒のわずかに細めた目と、回る玉の指輪を見ることができた。
彼は自分の死を見ることができた。鏡のように鮮明に。
そして彼は目を閉じた。
諦めではなく、沈潜――丹田の暗闇へ、あの灼熱の、唸る、生命力を狂ったように吸い取る炎へ。意識が符文に触れた瞬間、激痛が炸裂した。肉体の痛みではない、魂が引き裂かれる痛みだ。冷たく、暴戾で、破滅の気配に満ちた力が経脈に沿って奔流し、通り過ぎたところでは、経脈が氷の錐で押し潰されるかのようであり、また烈火で焼かれるかのようだった。
右腕が最初に感覚を失った。
麻痺ではなく、完全な「存在しない感覚」。まるでその腕はもはや彼のものではなく、ある力の通路となったかのようだ。皮膚の下で、何かが蠢いている――黒く、歪んだ、生き物のようなもの。袖が音もなく崩れ始め、布切れが舞い落ちる。
彼は目を開けた。
石勇の拳はすでに胸の前まで来ており、土黄色の霊力の尖錐が衣服を刺し貫かんとしている。
林逸は右腕を上げた。
動きはとても遅い、まるで山を持ち上げるかのように。腕の皮膚の下で、それらの黒い紋様がついに束縛を破り、浮かび上がった――歪み、獰猛で、ある古代の呪いの文字のようだ。それらは不吉な微光を放ち、通り過ぎたところでは、空気さえも歪み始める。
拳と拳が衝突する。
大きな音はしない。
ただ、鈍く、湿った、血肉と骨が粉砕されるような音が一つ。
石勇の顔の冷酷さが凍りついた。彼は目を見開き、自分の拳を見つめた――土黄色の霊力の尖錐は泡のように崩れ散り、指の骨、手首の骨、腕の骨が、不気味な角度で次々と歪み、折れる。皮膚が裂け、血肉がぼろぼろになる。
痛みはない、ただ信じがたいほどの冷たさだけだ。
その冷たさが腕に沿って上へと広がり、通り過ぎたところでは、霊力は凍りつき、血液は凝固する。石勇は口を開け、何かを言おうとしたが、喉からはただ「ゴロゴロ」という音しか出ない。彼はまるで見えざる巨大な槌に打たれたかのように、弧を描いて吹き飛び、擂台の下に重く叩きつけられた。
ドン。
土煙が舞い上がる。
彼はそこに横たわり、右腕は麻花のように歪み、目はまだ開いているが、すでに光彩を失っている。気絶したのか、それとも死んだのか、誰にもわからない。
擂台上は死のように静まり返る。
ただ山風だけがまだ唸り、林逸の立つ姿を吹き抜ける。彼はその場に立ち、右腕の袖は完全に裂け、むき出しの皮膚の上では、それらの黒い紋様がまだ蠢き、不吉な微光を放っている。そしてそれらは潮が引くように、ゆっくりと皮膚の下へと退いていく。
残されたのは紙のように青白い皮膚と、骨の髄まで染み渡る冷たさだけだ。
林逸はよろめいた。
彼は急に腰を折り、暗紅色の血を一口吐き出した。血は黒い石の地面に飛び散り、湯気を立てる。彼は片膝をつき、右手で地面を支え、指先を石の隙間に食い込ませた。右腕は完全に感覚を失い、冷たく刺すようで、まるでその腕はすでに死んでいるかのようだ。生命力はまだゆっくりと吸い取られており、その虚弱感は底なしの穴のようで、彼の全身を吸い尽くさんとする。
彼は顔を上げた。
視界はぼやけているが、台下の大きく開いた口、それらの恐れおののく目、蕭寒の顔から消えた笑みと陰鬱な表情を見ることができた。監察弟子も見える――その者は眉をひそめ、鋭い刃のような目つきで、彼をじっと睨みつけている。
彼が今しがた上げた、皮膚の青白い右腕を。
場内は水を打ったように静まり返る。
山風さえも止まったかのようだ。
石勇の拳が風を切り裂く音とともに振り下ろされる。
林逸の目に一筋の決意が走る。彼はもはや丹田を抑えつけず、むしろ意識をあの灼熱の符文へと沈潜させる。
胃が締め付けられる。
丹田の深部で、氷の錐がかき混ぜられる。冷たく、暴戾で、破滅の気配に満ちた力が一瞬にして経脈に沿って奔流する。右腕に火のような激痛が走り、続いて氷で封じられるような麻痺が来る。生命力は砂時計の砂のように、狂ったように吸い取られる。
拳に、肉眼では捉えがたい、空気を歪ませる黒い微光が凝縮する。
死ぬか、それとも……この化物を使うか!
意識が苦痛の中で叫ぶ。
石勇の嗤いが目前に迫る:「死ね!」
双拳が衝突する。
轟音はなかった。ただ、鈍い、肉や骨が砕かれるような音だけ。
石勇の拳に纏っていた土黄色の霊力は一瞬にして崩れ去った。腕全体が不気味な角度に捻じ曲がり、骨が皮膚を突き破って白くむき出しになった。彼の顔に刻まれていた残忍な笑みは固まり、信じられないほどの恐怖へと変わる。
彼の体は吹き飛ばされた。
まるでボロ布の袋のように、演武台の縁にある黒い石に激突した。弾かれて高台から転がり落ち、人々の足元の砂塵の中に叩きつけられた。微動だにしない。
気絶した。
林逸はその場に立っていた。
右腕の袖が爆ぜて裂け、布切れが飛び散った。皮膚の下には、幾筋もの歪んだ黒い紋様が生き物のように一瞬蠢き、やがてゆっくりと消えていった。彼は突然、体を折り曲げて暗紅色の血を吐いた。
血の泡が黒い演武台に飛び散り、目を刺すようだった。
片膝をついた。
右腕は完全に感覚を失っていた。氷のように冷たく刺すような感覚で、まるで自分のものではないかのようだ。生命力は今なおゆっくりと吸い取られ続け、激しい衰弱と眩暈をもたらす。視界の端から暗くなり始めた。
演武台はがらんとしていた。
山風が吹きすさぶ。
台下は、水を打ったように静まり返っていた。全ての試練者がその場に凍りつき、顔に浮かべていた嘲笑や他人の不幸を喜ぶ表情が消え去る間もなく、驚愕と恐怖に塗り替えられていた。口をぽかんと開け、喉から声が出ない者もいる。
空間が身の周りで収縮する。
蕭寒は影の中に立ち、腕を組んでいた。口元に浮かべていた弧が消えていた。彼は左手の親指にはめた翡翠の矢環を、ごく軽く、ゆっくりと回した。その眼差しは、毒を浸した氷のように陰鬱だった。
監察弟子は高台の片側に立ち、眉をひそめていた。
彼は林逸を凝視し、その視線は刃物のように鋭かった。次に、台下で気絶している石勇を一瞥し、そして抽選箱へと目を移した。数息の沈黙の後、彼は足を進めて演武台へと上がった。
足音が死の静寂の中に、ひときわ鮮明に響く。
林逸は左手で地面を押し、立ち上がろうとした。脇腹の激痛が動きを止め、再び血を吐いた。血の味が口の中に広がる。塩辛く、鉄錆のような匂いだ。
監察弟子は彼の三步手前で立ち止まった。
「丁末組、林逸」声は冷たく、感情を帯びていない。「勝利」
台下から、抑えきれない息を吸う音が一斉に上がった。
林逸は顔を上げた。視界はぼやけている。彼は監察弟子の道袍の襟元が見えた。きちんと整い、皺一つない。また、相手の視線も感じ取れた。まるで探針のように、皮膚の下へと刺さり、今しがた消え去った黒い紋様を探し求めるような。
「お前が用いた力は」監察弟子は一瞬言葉を切った。「本門の正統ではない」
その言葉は、石を水面に投げ込んだようだった。
台下は騒然となった。ひそひそ声が雑然とした声の波に変わった。
「あれは何だ?」
「見ただけで邪悪そうだ…」
「道理で石勇に勝てたわけだ。邪術を使ったのか!」
「監察の師兄、これでは規律に合いませんよね?」
林逸は何も言わなかった。彼はゆっくりと立ち上がり、右腕を体側に垂らした。凍りついた木片のようだ。左手で口元の血痕を拭い去る動きは、とても落ち着いていた。
まるで、生死をかけた闘いを終え、血を吐いたばかりの人間とは思えないほど、落ち着いていた。
監察弟子は彼を見つめ、目つきはさらに深くなった。
「戒律堂へ共に来い」彼は言った。「尋問を受ける」
その言葉が終わると、二人の玄黒い勁装をまとい、腰に鉄尺を佩いた弟子が演武台の影から現れた。彼らの気配は冷厳で、足音は無音。左右から、よろめく林逸を取り囲んだ。
戒律堂の弟子だ。
その内の一人が手を伸ばし、「どうぞ」という仕草をした。動作は規格通りで、余計な表情はなかった。
林逸は彼を一瞥した。
次に、台下の蕭寒を見た。
蕭寒も彼を見ていた。二人の視線が空中で一瞬交錯した。蕭寒の口元に再び弧が浮かんだ。とても淡く、とても冷たい。その眼の奥には、計略が成功したことを示す光が、ほんのわずかに潜んでいた。
魚は、引き締められる網を見た。
林逸は視線を戻し、足を進めた。
右足がふらつき、転びそうになった。左側の戒律堂の弟子が手を伸ばして支えた。その掌は冷たく、服越しにも寒気が感じられた。林逸は体勢を整え、彼の手を押しのけた。
「自分で歩く」
声は嗄れていたが、はっきりとしていた。
彼は一歩一歩、演武台を下りた。黒い石段は冷たく硬く、一歩進むごとに、脇腹の痛みが鋭くなる。台下の群衆は自然と道を開け、複雑な眼差しを彼に注いだ。
驚愕、恐怖、好奇心、そして隠そうともしない嫌悪。
林逸は脇目も振らなかった。
蕭寒のそばを通り過ぎるとき、彼はかすかな声を聞いた。自分だけに聞こえるように。
「戒律堂の寒鉄の椅子は」蕭寒が言った。「座ると、魂さえも凍りつくそうだ」
口調は穏やかで落ち着いており、まるで心配しているかのようだった。
林逸の足は止まらなかった。
彼は歩みを続け、二人の戒律堂の弟子が影のように両側に付き従った。最後の段を下り、山腹へと続く石畳の道へと足を踏み入れた。礫骨台は背後に取り残され、どんどん遠ざかっていく。
山風はさらに冷たくなった。
右腕の痺れが肩へと広がり始めた。生命力の流失がもたらす虚弱は、潮の満ち引きのように、意識を波打たせた。林逸は歯を食いしばり、舌先を上顎に押し当て、痛みで覚醒を保った。
石畳の道は下へと曲がりくねっている。
両側にはごつごつとした岩と枯れ草が広がる。遠くに他の試練場の輪郭がちらりと見え、かすかな掛け声が聞こえることもあった。だが、この道はひっそりとしており、三人の足音だけが響く。
一炷香ほどの時間が過ぎた。
前方にやや開けた石の平地が現れ、その脇には切り立った崖があった。風はここで渦を巻き、地面の塵や枯れ葉を舞い上げる。
後方でずっと黙って付いて来ていた若い戒律堂の弟子が、突然歩調を速め、林逸の横に歩み寄った。
もう一人の弟子が崖の方へと目を向けた瞬間。
彼は粗末な小さな布包みを、素早く林逸の傷ついていない左手に押し込んだ。
布包みは微かな体温を帯びている。
林逸は指を握りしめた。
若い弟子は彼を見ず、唇をわずかに動かし、ほとんど聞き取れない息の音で言った。「石勇は蕭寒の手下だ。その兄は外門の執事だ」
そう言うと、何事もなかったかのように半歩下がり、冷たい表情に戻った。
もう一人の弟子が振り返った。「どうした?」
「何でもない」若い弟子が言った。「風が強い」
林逸は表情を変えずに布包みを懐に収めた。そのわずかな温もりが、薄い衣を通して、右腕から伝わる刺すような寒さを和らげた。
生命力の流失がもたらす、ますます重くなる虚弱感も、和らげた。
彼は歩みを続けた。
石の平地の先に、黒ずんだ建物が現れた。軒は低く垂れ、扉と窓は固く閉ざされ、まるで谷間にうずくまる巨獣のようだ。鴨居には鉄の札が掛かっており、三文字が刻まれていた。
戒律堂。
二人の弟子が左右に分かれ、門前で立ち止まった。
左側の弟子が手を伸ばし、重い鉄木の扉を押し開けた。
扉の蝶番が軋み、乾いたきしむ音を立てた。黴臭さや埃、そしてある種の冷たい金属の匂いが混じった空気が、扉の内側から流れ出てくる。
「入れ」若い弟子が言った。
林逸は深く息を吸った。
冷たい空気が肺を刺した。彼は敷居を跨ぎ、その薄暗がりの中へと足を踏み入れた。
扉が彼の背後で、ゆっくりと閉じた。
最後の一筋の天光が断たれた。
暗闇が降りてきた。
遠くの通路の先に、一点の青白い冷たい光が、かすかにちらついているだけだ。まるで獣の目のようだ。
林逸はその場に立ち、目が暗闇に慣れるのを待った。
彼は自分の心臓の鼓動を聞くことができた。重く、速い。右腕の血流が滞る音も聞こえ、丹田の奥深くでは、契約の符紋がゆっくりと、しかし絶え間なく唸っている。
その唸りには、飢えが宿っていた。
彼は左手を上げ、懐の中の布包みをそっと触った。
粗い布地、微かな温もり。幾つかの止血丹、包帯の一片。そして、あの情報。
石勇は蕭寒の手下だ。その兄は外門の執事だ。
林逸は手を下ろし、通路の奥深くを見つめた。
青白い冷たい光は、微動だにしない。
彼は歩き出し、その光へと向かった。
足音が広々とした通路に反響し、一声、また一声。まるで骨を叩く槌のようだ。
前へ進むほど、空気は冷たくなる。
普通の寒さではない。骨髄に染み込み、魂までも凍えさせるような寒気だ。戒律堂の寒鉄の椅子…蕭寒の言葉が耳朶で反響する。
林逸の右手の指が、無意識に動いた。
まだ感覚はない。
だが皮膚の下、あの黒い紋様が通った場所から、微かな刺痛が伝わってくる。無数の氷の針が、ゆっくりと刺さっていくかのようだ。
通路が尽きた。
眼前には広々とした石室が広がっていた。壁は滑らかで、装飾は一切ない。地面の中央に、椅子が一つ置かれている。
椅子は全体が黒く、金属の冷たい光を放っていた。
背もたれは高く、肘掛けは広い。そこにはびっしりと符紋が刻まれており、青白い冷たい光の中で、まるで生き物のようにゆっくりと流れている。
寒鉄の椅子。
椅子の前に、一人の男が立っていた。
濃い紫の道袍を身にまとい、髪はきちんと後ろで束ねられている。面立ちは痩せて引き締まり、目つきは鷹のように鋭い。彼は手に玉簡の巻物を持ち、うつむいてそれを見ていた。
足音を聞くと、彼は顔を上げた。
視線が林逸の上に落ちた。
「林逸」彼は言った。「我は戒律堂執事、玄胤である」
声は洪鐘のように厳かで、石室に響き渡った。
林逸は足を止めた。
玄胤真人は玉簡を置き、寒鉄の椅子の傍へと歩み寄った。指でそっと肘掛けを撫でると、流れる符紋が微かに光った。
「座れ」
彼は言った。
林逸は動かなかった。
玄胤真人は彼を見つめ、感情のない、ただ審査するような目を向けた。
「お前が先ほど礫骨台で使った力だ」彼は言った。「それは本門の功法でもなければ、既知のどの正道の継承でもない」
間を置いて。
「それは何だ?」
林逸は黙った。
石室には幽青色の冷たい光が流れる微かな音と、彼自身の呼吸音だけが響いていた。とても軽く、しかし鮮明だ。
玄胤真人は数息待った。
「言わないか、構わない」彼は振り返り、石室の片側の壁の前に歩み寄った。
壁には、一面の銅鏡が嵌め込まれている。
鏡面は滑らかで、林逸の姿と、あの寒鉄の椅子を映し出していた。
「戒律堂には戒律堂の方法がある」玄胤真人は言った。「寒鉄椅子の『問心陣』が、お前の記憶を手助けしてくれる。そして我々が……お前が見せたくないものも、見せてくれるだろう」
彼は再びこちらを向いた。
「だが、そうなれば、とても苦しいことになる」
林逸はその銅鏡を見つめた。
鏡の中、彼の顔色は青白く、口元にはまだ拭いきれていない血痕が付いている。右腕はだらりと垂れ、袖は破れていた。全身から、まるで地獄から這い上がってきたばかりのような様子が伝わってくる。
彼は左手を上げ、口元を拭った。
動作はとてもゆっくりだった。
それから、彼は歩き出し、寒鉄の椅子へと向かった。
足取りは安定していた。
椅子の前に来て、彼は立ち止まった。うつむき、肘掛けに流れる符文を一瞥した。それらの符文は見慣れないものだったが、どこかかすかに覚えがあるような感覚があった。
契約の符文とは、源を同じくしていない。
だが、どちらも規則の力であることには変わりない。
林逸は向きを変え、座った。
冷たい感触が一瞬で衣服を貫き、皮膚を刺した。普通の寒さではない、霊力を凍結させ、血液を凝固させるような冷気だ。彼の右腕の痺れは、一気に強まった。
玄胤真人は彼の正面に歩み寄った。
「さあ」彼は言った。「話せ」
林逸は顔を上げた。
「私が使った力は」彼は口を開き、声は嗄れていたが、一語一語がはっきりとしていた。「契約から来ている」
玄胤真人の目が鋭くなった。
「どんな契約だ?」
「わからない」林逸は言った。「三年前、天罰の後、私の丹田の中にあった」
「誰と結んだ契約だ?」
「わからない」
「契約の内容は?」
「……わからない」
玄胤真人は沈黙した。
彼は林逸を凝視し、その視線は刃物のようで、皮肉を切り裂き、内側の真実を見ようとしていた。
「三つの『わからない』」彼はゆっくりと言った。「私を愚弄しているのか?」
「違う」林逸は言った。「私が知っているのは、これだけだ」
「では、どうやってそれを使う?」
「生死の境に立った時」林逸は言った。「それは自ら目を覚ます」
玄胤真人は何も言わなかった。
彼は銅鏡の前に歩み寄り、指で鏡面を軽くつついた。
鏡面にさざ波が立った。
波紋の中心に、礫骨台の光景が浮かび上がる。石勇の拳が振り下ろされ、林逸が迎え撃ち、双拳が激突し、黒い微光が一瞬きらめいて消える……
その一瞬で映像は静止した。
鏡の中、林逸の拳の上の黒い微光が拡大され、はっきりと見える。その光の中に、さらに細かな紋様が流れているのがかすかに認められる。
文字のようでもあり。
鎖のようでもある。
玄胤真人はそれらの紋様を凝視し、眉をますます強くひそめた。
彼は長い間見つめた。
それから、振り返った。
「契約符文」彼は低声で呟いた。まるで独り言のようだ。「天道の鎖……」
彼は林逸を見た。
眼差しが変わっていた。
もはや審査の目ではなく、何かより深い、驚愕と畏怖が混ざり合ったものだ。
「お前は知っているか」彼は言った。「なぜ、こんなものがお前の身に現れたのか?」
林逸は首を振った。
玄胤真人は寒鉄の椅子の前に戻った。
彼は身をかがめ、林逸に近づいた。とても近く、相手の体から漂う淡い白檀の香りと、かすかにほのかな、より冷たい金属の気配まで嗅ぎ取れる距離だ。
「天道の鎖」彼は一語一語、区切って言った。「それは禁忌だ」
林逸の瞳がわずかに縮んだ。
「禁忌に触れた者は」玄胤真人は身を起こした。「二つの末路しかない」
彼は二本の指を差し出した。
「一、鎖に飲み込まれ、魂飛魄散となる」
Masuk Diperlukan
Bab gratis (1–6) tersedia untuk semua orang. Silakan masuk untuk membaca bab lainnya. Membuat akun gratis!
⚙️ Pengaturan Baca
第11章: 血階に骨を磨く - 永夜の灯火持ち
林逸の右脇腹の痛みは、焼けた釘のようで、息をするたびにそれがさらに深く打ち込まれる。彼は最初の黒い石段を踏み出し、礪骨台の寒気がたちまち足の裏から這い上がってきて、骨の隙間まで痺れるほどに凍えた。見上げると、台は雲霧の中に高く懸かり、その縁は山風に削られて刃物のように鋭い。
「丁末組、お前一人か?」
入り口を守る監察弟子が彼を一瞥し、視線は血に染まった彼の衣襟で半秒止まった。その目には何の感情もない、まるで石を見るような眼差しだった。
林逸は答えず、ただ頷いただけだ。二段目の段を踏み上げると、脇腹の傷が突然引きつり、冷や汗が一瞬で肌着を濡らした。奥歯を噛みしめ、喉まで込み上げてきた血の気を押し戻す。止まってはいけない。立ち止まれば、あの目つきがハイエナのように取り囲んでくる。
ようやく台が足の下にあった。黒い石の表面には細かい鑿の跡がびっしりと刻まれ、紙やすりのように粗い。数十の視線が一斉に射す——好奇の、嘲笑の、災いを喜ぶような。林逸は彼らの体から漂う汗の匂い、丹薬の苦い香り、そして霊力の波動がもたらす微かな圧迫感を嗅ぎ分けられる。彼の胃は縄のように捩れ上がった。
「抽選で相手を決め、一戦で去留を定める」監察弟子が台中央の石箱の前に歩み寄り、声は告示を読むかのように平板だ。「始め」
群衆が動き始めた。林逸はその場に動かず立ち、指先が無意識に腿の外側を軽く叩いている。一つ、二つ、三つ。そのリズムが心拍を押さえ込む。
彼は蕭寒を見た。
あの男は台下の最も深い影の中に立ち、身にまとった月白の長衣には塵一つない。左手の親指に嵌めた玉の扳指がゆっくりと回転している。彼が目を上げ、林逸の視線と合わさると、口元がちょうどよい弧を描いた。そして唇が微かに動く。
声は細い針のように、正確に林逸の耳に突き刺さった。「存分に楽しめよ。これがお前が最後に日の下に立つ機会かもしれんからな」
林逸の呼吸が一拍止まった。
丹田の奥深く、ここまで沈黙を保っていたあの符紋が突然、悸動し始めた。これまでの鈍痛ではなく、一種の灼熱した、飢えに近い躁動だ。まるで血の匂いを嗅ぎつけた野獣のようだ。彼は拳を握りしめ、爪が掌に食い込み、痛みでその悸動を押し殺した。
乱れてはいけない。乱れれば死だ。
「丁末組、林逸」監察弟子が彼の名を読み上げた。
林逸が前に進み出る。石箱は口を開け、中には数十枚の温潤な玉牌が積まれている。手を差し入れ、指先が触れた玉石は氷のように冷たく刺す。適当に一枚を掴み、引き抜いた。
玉牌には二文字が刻まれている:甲三。
その下に小さな文字がある:石勇。
「甲三、石勇」監察弟子が高声に宣告した。
群衆の中から低いざわめきが起こる。林逸が顔を上げると、鉄塔のような大男が人混みから押し分けて出てくるのが見えた。その男は一歩踏み出すごとに、擂台が微かに震動する。彼は口を大きく開けて笑い、白く光る歯を見せ、首を左右に捻ると関節がバキバキと音を立てた。
土黄色の霊力が彼の体から立ち込め、厚く重く、まるで泥地から這い出たばかりのようだ。その霊力の波動——煉気五層、少なくとも。
林逸は玉牌を握りしめ、指の関節が白くなる。玉牌の冷たさが骨にまで染み込む。
「丁末組の?」石勇が擂台の向こう側に歩み寄り、声は紙やすりで鉄を磨くかのように荒くかすれている。「運が悪いな」
台下から誰かが囃し立てた。「石師兄、手加減してやれよ!殺しちまったら縁起悪いぜ!」
哄笑が炸裂した。
林逸は玉牌を監察弟子の手に持つ盆に戻した。彼は身を翻し、石勇に向き合う。右脇腹の痛みは今、裂けそうなほど鋭い。深く息を吸い込むと、山風が肺に流れ込み、震えるほど冷たい。
「ご指南を」彼は言った。声は想像していたより落ち着いている。
石勇の開いた口がさらに大きくなった。手首を動かし、土黄色の霊力が拳に凝集し、粗い光の膜を形成する。その霊力は濃厚な土の匂いを帯び、人を窒息させるほどに圧し迫る。
蕭寒はまだ台下の影に立っている。林逸が脇目でそちらを掃うと、あの男が腕を組み、口元のあの弧は微動だにしない。玉の扳指の回転速度は、心臓を締め付けるほどに遅い。
監察弟子が擂台の縁まで下がる。
「対決開始」彼は宣告した。声には一片の波瀾もない。「生死を問わず、台下に落ちるか降参すれば終了」
石勇が低く唸りを上げ、全身の土黄色の霊力が急に沸騰する。彼は怒り狂った野牛のように、足を踏ん張り、体ごと砲弾のように突進してきた。拳が届く前に、その風圧が林逸の息を詰まらせる。
影がどんどん長く伸び、擂台の半分を覆った。
石勇の突進が一股の腥い風...